げろみ日記

自分用のメモみたいなもので人に見せることはあまり考えていません。適当に適当です。カテゴリつける気力ないので はてなの各グループのテーマ内容に合った日記は各自 日記内検索で見つけようw

売れても制作者には金の入りにくい25%ルール

めも

コンテンツ産業の「25%ルール」 - 池田信夫blog - BLOGOS(ブロゴス) - livedoor ニュース
(略)
実際に制作した孫請けプロダクションには、単価の1/12しか還元されない。これは何も仕事をしないで「電波料」を受け取っている地方局が、全体のほぼ半分を取っているからだ。これが典型的な日本的搾取の構造である。

その原因は、岸博幸氏などが取り違えているように「著作権の保護が弱い」からではない。流通のインフラが少数の業者に独占されているボトルネックである。だからシネコンのように流通が多様化すれば、制作側の取り分が増え、供給が増えて業界全体が大きくなる。

テレビの場合も、本来はIP放送によって制作側の取り分が増えるはずだったが、放送局が著作権を理由にしてIP放送を妨害しているため、搾取の構造は変わらない。ラジオはようやくIP放送をすることになったが、その受信はIPアドレスで判別して放送エリアに限定するという(そんなことできるのかどうかあやしいが)。

つまり著作権は技術的には存在しないボトルネックを法的に作り出して新規参入を妨害し、本源的なクリエイターを抑圧する装置になっているのである。このように権利者の名前をかたって既得権を強化しようとする文芸家協会のような自称権利者団体は、クリエイターの敵だ。彼らはネット上に数千万人いる著作者の0.1%にも満たない。
(略)

この件とはまったく話がかわるけど、とある法は制作者を守るどころか縛るだけで、実際には
制作者から作品を取り上げたり作者を支配してる現象のほうが多いのは何だろう。
なんか、自分が正しければ、法は正しい自分を守るためのものと
無意識に思ってる制作者もいるけど(松本零士とか)
実際にはその法を盾に作者が作品とりあげられたり制限されてる事も少なくないよ。
それ以前に正しければ自分は大丈夫、法は自分を守ると思いこめるめでたさはどこから来るのだろう。
歴史も現状も見てないのか

おまけ

海のトリトン - 真佐美 ジュン
(略)
2階で作業をしていたところへ3階から手塚先生が降りてきて「もう私のものが作れなくなってしまいました」というのであった。
 涙ぐんでいて、話の内容がよくつかめず、「海のトリトン」がスタッフルームですべて、制作することになり、手塚プロで制作できなくなったというような内容だと受け取った。

 手塚先生を慰めようと、当時個人で企画していた、エンゼルの丘や、キャプテKEN等があったので、「いいじゃないですか、こっちの企画を進めて、頑張りましょう」と言ったが、そうじゃないんです、私の今まですべての版権を、西崎に取られてしまったのだ、と言うのであった。そして悔し泣きに、血の涙を流していた。

 島方社長に話を聞いた。手塚先生と西崎弘文との契約書がありそれに手塚先生の記名と捺印があって 今までの手塚治虫のキャラクターは、すべて西崎広文個人の物になってしまった。

 だから今後手塚原作の作品を作っても、利益は、西崎個人に入ってしまうので、作れないというのであった。

 裁判になったが、契約書があるので敗訴した。そして手塚治虫は一切そのことを語るのをやめた。
(略)
世間の常識なら個人が、手塚治虫の版権を保持することなどありえず、譲るなら莫大な費用がかかるはずで、役員でもない一個人の社員が取得するなどありえないことが判る筈ですが、法律とか、そこにいる、裁判とかは、悪人の味方で、言うならば、エリートコースを歩いてきたため常識に欠けてしまった、人格に障害をお持ちになった方ばかり。結果として、悪人の味方をしてしまう。正義は無い、嘆かわしいことです。
(略)

↑法が作者から作品を取り上げることに荷担した例のひとつ。

LINDEN日記:小学校の音楽とJASRAC - livedoor Blog(ブログ)
(略)
うちの小学校は金管バンドで県のコンクールに出場することになっているらしいのですが、その自由選択曲(先生自身の編曲)を使うにあたって、著作権者の許諾を得た方がルールを遵守することになると考えた先生は、音楽出版社にその旨連絡したんだそうです。もちろん音楽出版社は「教育目的で子供たちが演奏するのなら、どうぞタダでお使い下さい」と言ってくれたのに、念のために連絡したJASRAC日本音楽著作権協会)だけは事務的対応で著作権使用料を徴収しますの一点張り。学校の予算からそんな著作権使用料など出るはずもなく、仕方なく先生は自腹で 1万数千円の著作権使用料をJASRACに払ったそうです。教科書に掲載されている音楽(文学作品なども)は当然、法律により著作権は放棄されているわけですが、先生が自分の工夫で教科書以外の曲を子供たちのために使おうとなると、下手すれば先生が自腹を切る羽目になるとは知りませんでした。

制作者が「無料で使っていい」と言ってるにも関わらず
中間業者が金を払えという。しかもその曲は教科書に掲載されているもの。
ここでも制作者にはまるで権限がないということがわかる。

ボトムズを作ったあの方の実物大「鉄人28号」制作中止に…(悲): 蜜あふるる約束の地
http://guinguin.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_306f.html
蜜あふるる約束の地: 鉄人中止命令!その2
http://guinguin.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_fc45.html
超ごめん。
http://ironwork.jp/monkey_farm/tetujin/t2.htm
鉄人の話。(追記): なんでも作るよ。
http://monkeyfarm.cocolog-nifty.com/nandemo/2008/02/post_c8b4.html

版権主に許可を得た上で制作にとりかかった原寸大鉄人28号
とある組織からの圧力で消させられ、サイトの写真も削除させられた例。
許可を出した版権主の権利が疎外されている。

真実 - ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay2008年04月09日 01時01分31秒
(略)
今回の放送については、インターネット上の動画を機械的、かつ官僚的に削除しないでほしい」という趣旨のメッセージを、彼らの留守番電話に残しました。
(略)
▼まず4月6日の日曜に、留守電を聞いた関係者のひとりから、ぼくに電話がありました。
「さっそく調べてみましたが、関西テレビから、動画削除を依頼した事実はないようです。しかし日曜なので担当者から明確なことは聞けていないので、月曜になってから、あらためて連絡します。わたしもアクセスしてみましたが、You Tube はそのまま削除されずにアップされているようですね。ニコニコ動画などは削除されていますが…」

 関テレから削除依頼を出していないというのは、重要な情報ですが、この電話の通りまだ不明確な情報ですから、ブログには何も書き込みませんでした。


▼明けて4月7日の月曜に、その関係者から、再び約束通りに電話がありました。
「確認しました。やはり一切、削除依頼は出していないとのことです」

 この関係者の誠意を、まずぼくは高く評価します。
 しかし、疑問の点がありました。
 そこで、ぼくから質問をしました。
「ふだんから、ぼくを支えてくれている、ある視聴者がYou Tube にアップしたところ、削除されて、そのあとにYou Tube からのお知らせとして、『この動画は、著作権法上の権利が侵害されたとのKansai Telecasting Corporationによる申し立てにより削除されました』と明記されています。Kansai Telecasting Corporation とはまさしく、関テレの英語表記ですよね。(註・関テレはKTVという分かりやすい略号を使っていますが、社名の英文表記はKansai TelevisionではなくKansai Telecasting Corporation です)
 あなたの話は誠実で、信頼するし、ちゃんと調べて回答してくることも評価もする。しかし客観的事実と、矛盾しているようです。もしも矛盾しないとするなら、You Tube が嘘を記していることになる」

 すると関係者は、もう一度、確認してくれました。
 この答えが大切なのです。


▼その答えは、「確認しました。4月5日のぶったまの放送については、どこにも削除要請を出していないそうです。
 ふだんは、確かに、削除要請を出す、しかし4月5日のぶったまについては、出してないということです」

 おぉー。
 つまり、心意気として、あえて、4月5日のぶったまについては大樹玄承師の勇気を無駄にしないために、削除要請をしないでいてくれたことになります。

(略)
▽また、4月5日の「ぶったま」については、テレビ局以外に動画削除を要請、いや要求した者、あるいは組織の存在することが、これでむしろ確認できたのであり、著作権を持たない者あるいは組織が不当に介入している事実が、はっきりと浮かびあがっています。

 それが中国など外国の介入であれば、そのような工作活動が日本で行われることを容認はできません。
(略)
(全文を読む)

↑権利者が「アプされた動画を削除するな」と公言したにも関わらず無視されて削除された例。
しかも削除依頼など出していなかったにも関わらず、その動画サイトには
「権利者からの要請で削除されました」というメッセージが出ていた。