げろみ日記

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この絵をいくらで買いますか?

先日したブックマークだけにしておこうと思ったけど、あまりにあれなので日記にもメモ
この絵をいくらで買いますか? - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

昨日の絵は1500万円 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
昨日の絵は構図も人物のポーズも顔の描き方も有名なアニメの絵の模倣の組み合わせだ。
元の絵にはちゃんと作者が特定できる。あまりにも有名なアニメだ。
つまり、この絵は、アニメを知っている者から見れば、中国製のモドキ商品みたいなものなのだ。
しかし、この絵を見るアメリカ人はそれが模倣に過ぎない事実を知らない。
ウォーホルのキャンベルスープ缶には元があることをみんな知っているので詐欺ではないが、
こっちの場合はちょっと違う。
アニメやマンガが長年かかってやっと作り上げた国際的評価に後からのっかって、それを手軽にマネして「アート」として売る。
この手の「アート」屋たちがやっていることは、アニメやマンガが達成したものを「搾取」しているわけだ。
もちろん、その基盤を作ったアニメーター、漫画家たちは昔も今も厳しい生活のなかで彼らの芸術を描き続けている。
「だったら、そのマンガをアートの市場に持っていって売ればいい」と考える人もいるかもしれないが、
アニメやマンガの価値もわからず、単に投機目的で絵を買う連中なんかに売れても何の意味もない。
アニメやマンガは金持ちのコレクションになるのではなく、美術館で額に入れて飾られるのでもなく、
アニメとして、マンガとして、人々に楽しまれるべきだろう。
本当にアニメやマンガを愛してる人間は誰もアートとして売りたがらないから、代わりにそれをやって儲ける人間が出てくる。
でも、優れたアニメやマンガの作品を作者の代わりにアートとして売り出してあげるのなら、良いことだろう。
もしくは自分でアニメ風に描いた絵をアートとして売るのならまだマシだ。
ところがこいつらは人マネの絵で商売している。
中国のモドキ商品は本物より安く売るが、こいつらはモドキの絵を本物の何万倍もの値段で売っているんだ。
同意。
投機がらみでは日本の転売厨も似た雰囲気はあるけど。